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記事作成では、自分の文章の癖を知ることが大事

記事作成の場では、そのライターならではの癖が現れやすいです。ここで言う癖とは、同じような文章構造や表現、言い回しなどが多用されることで、記事にとって好ましくない表現を指します。今回は、文章の癖の事例や矯正する方法について詳しく解説しましょう。

自覚しづらい文章の癖

 Webサイトの記事作成においては、癖のある文章は読者に読みづらさを感じさせます。テンポよく読み進めてもらうには、文章の癖は極力なくすことが大事です。

しかし知らず知らずのうちに癖がついてしまうため、自覚が難しいです。しかもライターは日々大量の文章を書いています。一度ついた癖を何度も繰り返すうちに、自分で矯正することがより難しくなるのです。

ただ、ライターがつけてしまいがちな癖には、いくつかのパターンがあります。どのようなパターンがあるのかを知れば、そういえば自分もそうだったと気づくきっかけとなるでしょう。

Webライティングでありがちな文章の癖

では、文章の癖としてありがちなパターンをいくつかご紹介します。

・重複表現が多い

文章の癖として多くみられるのが、同じ言葉や言い回し、助詞を繰り返すことです。例えば、「会計システム」をキーワードとする記事を書く場合、「会計システムとは」や「会計システムは」など、同じ言葉を含む主語を多用する、などが典型例として挙げられます。

また、文末の重複も癖として多いです。よくみられるのが「ます」や「です」をずっと続けるパターンで、同じ文末が続くと文章のリズム感がなくなって、読みづらくなってしまいます。

・「~ので」、「なので」を多用する

たまに使用する分には問題ないものの、一つの段落にいくつも使われていると読者に違和感を与えます。記事を書き終えた後に「ので」で文章の検索してみると、文字数の割には意外と多く使っていることに気づくかもしれません。

・「~という」を多用する

「猫という動物」「走るということは」といった表現です。こちらもたまに使用するなら読みやすいですが、一つの段落に頻繁に登場すると違和感につながります。

・「場合」を多用する

「~という場合」「この場合では」など、「場合」の多用もありがちな癖の一つです。「このとき」や「このケースでは」など、別の表現も交えるように意識すると、不自然さを減らせます。

・読点が不必要に多い

「私は、昨日、銀座のレストランに行って、食事をした」など、句読点が不必要に多いのも癖として指摘できます。句読点が多いとリズム感がなくなり、読みにくい文になってしまいます。

・一文が長い

Web記事はスマホで読まれることも多く、一文が長すぎると読んでいる途中で主語と述語の関係がわかりづらいです。80字くらいに収まるように心がけ、長くなりすぎないように注意しましょう。

文章の癖を直すには第三者によるフィードバックが有効

 自覚しにくい文章の癖ですが、他人が見るとすぐに気づくケースがよくあります。もし自分の文章の癖を知りたいと思ったら、第三者に読んでもらってフィードバックしてもらうのが手っ取り早い方法です。

もし職場などで複数のライターで作業をしているなら、書いた記事を見せ合うとお互いの癖を発見しやすいでしょう。同居している家族に読んでもらうのもおすすめです(家族が嫌がらなければですが)。文章の癖は自分では気づきにくいですが、他人の目だとすぐにわかります。

まとめ

記事作成の作業をしているうちに、自然と文章の癖がついてしまいます。読者に読みづらさや違和感を与える恐れがあるため、癖はできるだけ取り除くようにしましょう。

本文中で取り上げた文章の癖はほんの一例に過ぎません。他にも多くの「癖」があり得ます。癖は自覚しにくいですが、自分が書いた文章を第三者にフィードバックしてもらうと見つかりやすいです。

編集部

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