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記事を書く際にはロングテールキーワードを狙う

Webライティングの鉄則は検索キーワードを意識して記事を書くということ。しかし、闇雲に狙いたいキーワードを決め記事を書いたとしても、検索順位が上がってアクセスが集められるとは限りません。

SEOに強いコンテンツを作成したいときに目をつけたいのが「ロングテールキーワード」。いったいどのようなキーワードで、なぜ注目すべきなのでしょうか?

今回はロングテールキーワードの基礎知識と戦略について考えてみましょう。

ビッグキーワードとロングテールキーワード

キーワードは大きく「ビッグキーワード」と「ロングテールキーワード」の2種類に分けられます。ビッグキーワードは「ダイエット」や「ダイエット サプリ」のような、単体の言葉あるいは検索数が多いキーワードを指します。

一方、ロングテールキーワードは「ダイエット サプリ 口コミ」「ダイエット サプリ おすすめ 30代」「ダイエット サプリ 乳酸菌 ランキング」のように、複数の言葉で構成されていてかつあまり検索数が多くないものを指します。

こうしたロングテールキーワードは、キーワードプランナーなどのツールで簡単に調べることができます。たとえば、「ダイエット サプリ」と検索するだけで600個以上のロングテールキーワード候補が表示されます。

 

記事はロングテールキーワードで攻めるべき理由

 ビッグキーワードは検索数こそ多いのですが、その分競合がひしめき合っています。「ダイエット」「ダイエット サプリ」のようなキーワードでは大手メディアが検索順位を独占しているので、個人や新規メディアがこれらのキーワードでコンテンツを作っても、まず上位に表示させるのは不可能です。

ロングテールキーワードは検索される頻度は高くないものの、その分競合も少ないため、上位表示される可能性が高くなります。

たとえば、ダイエットサプリを売るための記事を作成すると仮定したとき、「ダイエット サプリ」というレッドオーシャンで戦うよりも、「ダイエット サプリ おすすめ 30代」というニッチなキーワードで戦ったほうが、かえって上位表示されてコンバージョンにつながる可能性が高いのです。

ロングテールキーワードでの戦い方

ただ、単に記事の中にロングテールキーワードを盛り込んでも、なかなかコンバージョンにはつながりません。たとえば、先程も例に挙げた「ダイエット サプリ おすすめ 30代」というキーワードは、ダイエットサプリを探している30代の人が検索している可能性が非常に高いです。そういった人に、「●●サプリとは」というタイトルでただサプリメントの特徴を述べるだけではパンチが足りません。

「30代におすすめのダイエットサプリ5選」「30代に人気のダイエットサプリランキング」という切り口のコンテンツで、「ダイエット サプリ おすすめ 30代」というキーワードで検索した人のニーズを満たして、自社あるいはクライアントの商品を紹介すれば、格段にコンバージョンにつながる可能性が高くなるでしょう。

まとめ

ついついキーワードを選ぶ際には検索ボリュームが大きいビッグキーワードに目が行きがちですが、そういったキーワードはすでに競合、しかも大手や老舗メディアが検索上位を独占しているので、新規で参入する隙はまずありません。

中小企業やベンチャー企業の経営戦略として、競合がいない「隙間産業を狙う」というものがありますが、SEOにもその考え方が当てはまります。キーワードを選定する際に、あえて検索頻度が低いけど競合が少ないロングテールキーワードを狙い、そのキーワードを検索する人のニーズを満たすことで、むしろビッグキーワードよりも成果が現れる可能性が格段に高まります。

世の中には知られていないけど検索上位が狙えてアクセスが集められるキーワード、成果が出るキーワードは無数にあります。ライティングやマーケティングでは、そんなキーワードを発掘して、独自の切り口でコンテンツを作り、ピンポイントで攻略してみましょう。

編集部

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